観客に複雑な手拍子を要求するミュージシャン まとめ

楽曲分析・音楽レビュー
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ライブ演奏やカラオケで曲に合わせて手拍子をする場合ってありますよね。

そして、その手拍子って多くの場合は4分音符2拍4拍とかだと思います。

 

…しかし、世の中にはさらに複雑な手拍子を要求してくるミュージシャンがいます。

そんな事例をまとめてみました。

Animals As Leaders

Animals As Leadersの代表曲『CAFO』の中間部分。

ライブでは13/16拍子の手拍子を観客に要求しています。

5:48あたりから

さすが、Animals As Leadersのファンだけあってそれなりに対応できている様子です。

 

ちなみに、このセクション

5/4拍子 + (4/4拍子×2) 

7/16拍子 + (13/16拍子×3) + 6/16拍子
ポリリズムで組まれたリフレインになっています。

そして、リフの最後の6/16拍子と最初の7/16拍子を続けて演奏すると、ここも13/16拍子に聴こえます。

つまり、セクション一番初めの7/16拍子と、セクション一番最後の6/16拍子を除けば
ずっと13/16拍子をやっている」とも感じられるわけです。

だから、観客に13/16拍子を要求して成り立っているのですね。

面白いポリリズムのアイデアです。

Jordan Rudess – The Dance of Eternity(Piano Version)

自身が所属するバンド、Dream Theaterの名曲『The Dance of Eternity』。

ソロコンサートなどでもピアノアレンジして↓披露しているようです。

1:21あたりから

その際、原曲には無い11/8拍子のリフが曲中に追加されており…

おそらく、こんな感じ。フリジアン・モードですね。

このセクション上でソロを弾く間、観客に対して11/8拍子の手拍子を要求してきます。

 

NAMMショー※での演奏↓では、さらに後半ポリリズム的に『きらきら星』のメロディを被せています。

※世界最大規模の楽器ショー

1:16あたりから

NAMMショーに来るくらいだから…君たち、このくらいは惑わされずに出来るよね?」みたいな感じでしょうか笑

Pat Metheny Group – First circle

Pat Metheny Groupの『First circle

イントロは手拍子から始まります。

これは難しい…僕は最初聴いたときはできませんでした。笑

22/8拍子(おそらく12+10)です。

譜面を確認すると…

1発目が裏拍から入る+変拍子で惑わされてしまうんですね。

Steve Reich – Clapping Music

こちらは観客に要求しているわけではないですが、手拍子繋がりで紹介。

Steve Reichの『Clapping Music

手拍子だけを使ったミニマルミュージックとして有名です。

また発見したら更新します。

ノリで書いたので、まだまだ事例が少ないです。笑

さらに観客に複雑な手拍子を要求するミュージシャンを発見したら更新したいと思います。

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