僕は耳コピした楽譜や、オリジナルの曲の楽譜を五線譜のルーズリーフにメモしてこういう風に
ファイリングしているんですね。
僕が動画で演奏しながら見てる楽譜もこのファイルです。
でもこれをやり始めたのは高校の半ばくらいからで、
それ以前はそこまで考えが働かなかったので、普通のノート↓にメモしてました。
楽譜の書き方が滅茶苦茶(そもそもこれ五線譜じゃねーしw)ですけど懐かしいです。
で、最近しまってあったこの過去ノートを引っ張り出してきたので、色々アレンジし直して、ルーズリーフに書き直してます。
これ、ただ懐かしいだけじゃなく、普通に今見て逆に良い刺激になりました。
例えば書いてあるフィルインにちょっと手を加えてみるとなかなかカッコ良くなったり。
結構時期によってお気に入りのフィルインって変わってきて、今はほとんど使ってなかった種類のフィルインとかもあって「あ、これ、ここで使える!」みたいなw
よく覚えてないですが「過去の自分は他人」とかそんな感じの事をプログラミングできる友達が
言っていたような気がしますが、まさにそんな感じですね。
そして我ながら「当時から気持ち悪いリズムパターンを考えてたんだなぁ」とも思いました(笑)
メトリック・モジュレーションとか、ポリリズムの類が多くて、「絶対これ当時の自分叩けないだろwww」ってのもけっこうありました(笑)
“足が5/16拍子で手が3/4拍子のポリリズム” みたいなやつは今でも普通に難しいです(笑)
でもなんか、こういうの見ると一応、相対的には成長したなって思います。
実質的な実力は、全然まだまだですけどね(^^;
みなさんも、こういう風にメモを取ることをお勧めします。
もちろんドラム以外の楽器の人にもオススメです!
あと、ドラムの話題でもうひとつ、
先月発売されたDream Theaterの新譜、a dramatic turn of eventsを
聴き込めば聴き込む程、分析すればする程、マイク・マンジーニ先生のテクニックに感動します。
前任者のドラムも充分めちゃくちゃ超絶技巧でしたが、純粋なテクニックではマンジーニ先生のドラムはそれ以上に凄い…。
彼が凄いということはドリームシアターに加入する前からギネス記録とか、スティーブ・ヴァイのバンドで活躍していたので知っていたんですが、あんまり情報が無かったていうか…
例えば、最近までマンジーニ先生のwikipedia日本語ページ、無かったですからね(笑)
ドラムマガジンの過去インタビューとかも読んでみたんですね。
そうしたら、もの凄く参考になったし、励みになったし、彼の音楽、ドラムに対する姿勢や言葉にに感動しました。
「ドラムは眺めるだけの絵画とは違うんだ。理解しなければならない楽器なんだ。」
Mike Mangini ドラム&リズムマガジン 2010年 8月号
「ネガティブな事を言って批判する人に耳を貸す必要は無いよ。
努力してこういう技術を身に付けたからそれを音楽的に生かしてプレイできる。
確かに複雑なパターンをすることもあるが、それに対して「あれは音楽的ではない」って批判する権利は誰にも無い。」
Mike Mangini ドラム&リズムマガジン 2010年 8月号
彼みたいなドラマーがどんな練習をしてんのかなと思ったんですが、やはりまずは基礎をしっかりじっくりやっているみたいです。
あの世界最速のストロークもそういった練習の上に成り立ってるんでしょうね。
あとこれはちょっと正確に何言ってるかよく分かんなかったんですが、
「毎回どんなパターンをしているときも、一方の手足のペア(右手&右足、または左手&左足)が一つのことをやっていてもう片方の手足のペアが20~1の間のすべての数字をプレイできるようにする」
Mike Mangini ドラム&リズムマガジン 2010年 8月号
らしいです。
これでどうやらどんなパターンにも即座に対応できるようになるらしいですが…
でもどういう練習をしているのか、”20~1の間のすべての数字”ってのがこれだけではよくわからない…
ちゃんと分かる人いたら教えてください!
…多分僕が思うに、 僕もそこら辺のポップスの曲とかなら大体すぐ叩けると思います。
ただそれは、”やったことが無いものを即座に叩いている”
のではなく、
“やったことが無いものを、やったことが有るものに当てはめることによって即座に叩ける”
という表現が正しい気がします。
曲として見ればそのリズムパターン自体は初めてのものかもしれませんが、
そのリズムパターンを細かく分解して、今までやったことのあるリズムパターンをパズルみたいに当て解釈すれば、すぐ叩けるってわけです。
例えば”X”っていう初めて見るリズムパターンがあったとして、”X”としては初めて見るリズムでも
分解すれば”X”が、”A”と”B”という、すでにやったことのあるパターンが組み合わさったものだったら”X”として見るのではなく”A+B”と解釈すればすぐ叩けますよね。
ようするに自分の出来るものの引き出しを増やすってことですかね。
僕はメジャーなパターンのストックだけですけど
彼の場合は膨大な複雑なポリリズムや連符のパターンを練習しているので、ほぼどんな曲でも叩けるっていうことなんだと思います。
そんな彼でもLost Not Forgottenは難しかったらしいですけどwww
確かにあの曲は聴いてるだけで眩暈がしますもんねwww