はじめに(追記)
スケールの候補を、視覚的に調べられるウェブアプリを作りました。
コード/スケール名を逆引き検索 O-TO【音楽理論ウェブアプリ】
選んだ構成音に対応するコード・ネームやスケール名を検索できるアプリです。コードの特徴など、詳細情報も確認できます。
おそらく、以下で紹介している表よりも、こちらの方が便利です。
ドミナントコード上で使えるスケールとテンションをまとめた表
ドミナントコード上で使える主なスケール(ドミナントスケール)と、対応するテンションノートをまとめた表です。
スケールの名前 | ♭9th | 9th | #9th | 11th | #11th | ♭13th | 13th |
---|---|---|---|---|---|---|---|
オルタード(スーパーロクリアン) | ♭9th | #9th | #11th | ♭13th | |||
ホールトーン | 9th | #11th | ♭13th | ||||
スパニッシュ・8ノート | ♭9th | #9th | 11th | ♭13th | |||
フリジアン・ドミナント(ハーモニックマイナー・パーフェクト5thビロウ) | ♭9th | 11th | ♭13th | ||||
メロディック・メジャー(ミクソリディアン♭6th,エオリアン♮3rd) | 9th | 11th | ♭13th | ||||
コンビネーション・オブ・ディミニッシュ | ♭9th | #9th | #11th | 13th | |||
リディアン♭7th(リディアン・ドミナント,ミクソリディアン♯4th) | 9th | #11th | 13th | ||||
フリジアン♭4th | ♭9th | #9th | 13th | ||||
ミクソリディアン♭2nd | ♭9th | 11th | 13th | ||||
ミクソリディアン | 9th | 11th | 13th |
使い方
上記のシートは並び変えが出来ます。
使いたいコードに含まれるテンションでスケールを並び変えると、使えるスケールが分かります。
例:Fm/G
たとえば、「Fm/G」コードをディグリー(度数)に直すと、「♭Ⅶm/Ⅰ」で
コード構成音は「Ⅰ(ソ)」、「♭Ⅶ(ファ)」、「♭9th(ラ♭)」、「11th(ド)」になります。
※ドミナントスケールを考える時はキーの度数と関係なく、そのコードのベース音を”Ⅰ”と考えるため。
上の表で使いたいテンションである「♭9th」と「11th」の項目をクリックしてスケールの並び替えをします。
すると、このテンションを使用したスケールが「(G)スパニッシュ・8ノート」、「(G)フリジアンドミナント」、「(G)ミクソリディアン♭2nd」であることが分かります。
あとは前後の流れや、サウンド感などから任意のスケールを選んで使います。