間違っていなくても読みにくい楽譜ってありますよね。
その基準は人によって違うとは思いますけど…
特に僕は こんな感じで

4拍子で「4分音符より長い音価」を付点音符を使って書かれると
読みにくいと感じるんですよね。
できれば、4拍子の場合は このように

付点音符を使わずに書いてもらった方が、
“一拍”を意識した上でリズムを把握しやすく読みやすいです。
ただ、Finaleで楽譜を修正する際に、一か所ずつ修正するのは面倒くさい…
そして、「Finale 付点音符 分解」でググっても分かりやすいやり方が出てこない…
と思っていたんですが、今回一気に修正できる方法を見つけたのでシェアします。
①「付点休符を使用」のチェックを外す
〔MIDI/Audio〕からクォンタイズ設定を選びます。
さらに、出てきたクォンタイズ設定メニューから詳細設定へ進みます。

ここで「単純拍子で付点休符を使用」と「複合拍子で付点休符を使用」のチェックを外します。↓

これで、長い音価をコピペしたときに付点音符を使って記譜されなくなります。
ただ、これだけでは既に入力されている音符に変化は起こりません。
②小節線の引き直し
既に入力されている音符を修正するには
選択ツールで修正したい範囲を選択して

〔ユーティリティ〕 → 小節線の引き直し → 小節線の引き直し を実行します。

これで、このように一気に修正されるはずです。
ちなみに、逆に一括で付点音符に戻したい場合は
再び単純拍子で付点休符を使用と複合拍子で付点休符を使用のチェックを入れて
小節線の引き直しを実行すればオーケーです。
もしうまく戻らなければ、〔MIDI/Audio〕 → 採譜の再実行 を試してみてください。
こんな感じのFinaleScript↓を書いてクォンタイズ設定を簡単に開けるようにすると、更に便利に使えるかもしれません。
menu item "クォンタイズ設定(Q)…" button "詳細設定(R)…"
たまに上手く戻らない場合もあるので
そういうときのために採譜の再実行のスクリプトも作っておくといいかもしれません。
menu item "採譜の再実行(E)"
似たような内容で、「裏拍4分音符」を一括で「タイあり8分音符」に変更する方法についてもまとめたので、良ければ是非。