はい。
こんなタイトルですが、僕もよく知りませんでした笑。
今から40年前に発売されたシンセサイザー「YAMAHA CS15D」を、Naikiがどこからか発掘してきたので遊んでみました。
弾いてみた。
モノフォニックのシンセなので和音は出せず。
ピッチベンドが自動で戻らないので演奏に組み込めない。 (仕様か壊れたのかは不明)
↓トシン・アバシのアレを弾こうと試みるシーン。
あらためて鍵盤楽器の同音連打性能の低さを実感する。
触ってみた感想
重い
40年という”時の重み“を実感すると同時に、”リアルな重み“を実感しました。
「ライブ専用」
「ライブの備えは万全です。」
みたいな文言が陳列されていましたが、
どう考えても重量が重たすぎる。
12kg+ハードケースの重さ。
鍵盤の数が3オクターブしかないのにこの重量。
Rolandのjunoや
KORGのkross
といった5kg程度の軽量キーボードに甘やかされた現代のキーボーディストにとって
到底外に持っていきたくなる重さではありません。
…真面目な話、なぜ「ライブ向き」を謳っているいるかというと、当時は音色を途中で切り替えることが当たり前にできなかったそうで、それをボタン一つで変えられるのが魅力的な機能だったみたいです。
音とか
弾いてみると、たしかにアナログ系の「音の太さ」と表現されるような質感がありました。
ただ、細かいところがエディットできず、そういう意味でも”ライブ専用機感“があった気がします。
…まぁ、当時でも「CS15D」はフラッグシップ機じゃないので、そこは納得できますけど。
CS系列のフラッグシップ機は「CS-80」で、当時100万円越えの伝説的なシンセサイザーです。
現在でもエミュレートしたソフトシンセの音源がいろいろと発売されていて、僕もUVIが出しているのを持っています。
エミュレートと実機
…たしかに「エミュレートと実機の音は違う」ことは分かるのですが、ソフトシンセの利便性や、オケに混ざった時にどの程度違いが分かるか…と考えると
なかなかハードシンセには手を伸ばしにくいです。
最近の音楽家はハードシンセを持たずに、全部PCの中のソフトシンセで完結してる人も多いかと思います。
僕もKRONOSを持っていますが、
作曲をする時はMIDIキーボードとして使って、音源はソフトシンセが多いです。
ただ、今回このCS15Dを触ってみて、実際にツマミを触りながら音色を操作するのはとても楽しかったので、最近安価で出回っているハードシンセ類に少し興味がわきました。
こんなのとか↓
フォトジェニックに撮ってみた。
機能はともかく、ソフトシンセと違ってハードシンセは実体があるので、そこは時が流れても…いや、時が流れたからこそ味が出る部分です。