今回は、今までの経験から得た“悩み”を無くす方法を紹介したいと思います。
結論:”悩み”を「文字」で書き出す。
結論から言うと、僕が今まで試した中で圧倒的に効果があった“悩み”を無くす方法は
“悩み“を具体的に「文字」で書き出す。
これだけです。
「…本当に文字として書き出すだけで”悩み”が減るのか?」と思うかもしれません。
しかし、少なくとも僕にはめちゃくちゃ効果がありました。
効果がありすぎて、特に”悩み”が無くても定期的に「自分の頭の中で考えている内容をひたすら書き出す時間」を必ず作っています。
なぜ書き出すだけで”悩み”が無くなるのか?
なぜ、書き出すだけで“悩み”が無くなるのでしょうか。
“悩み”は、脳内で処理しきれなくなった”問題”である
まず、人間は毎日多かれ少なかれ“問題”を考え、処理しています。
軽いものだと「今日何を着るか?」、「ごはんは何を食べるか?」などもそうでしょう。
こういった“問題”は、ある程度の量なら頭の中だけで対処できます。
しかし、多くなると処理しきれなくなります。
そして、処理の限界を超えた”問題“は”悩み“に変わっていくわけです。
だから、書き出そう。
大半の人間(少なくとも僕)は「頭の中だけで処理できる情報の量」に限りがあります。
しかし、そう簡単に頭は良くなりません。
では、どうするか。
“問題”を頭の中だけで処理しなければ良いのです。
“思考の筆算”
たとえば、2桁×2桁の計算をイメージしてみてください。
筆算や電卓なら数秒で答えは出るでしょう。
しかし、「暗算でやれ」と言われると…大半の人間は少し手こずりますよね。
「…あれ、…さっき”繰り上がった数”なんだっけ?」みたいな。笑
2桁×2桁のかけ算でこの有様です。
人間が脳内だけで何かを考えるのは、よい方法だとは思えません。
一方で、紙やPCに書き出してしまえば、いわゆる“繰り上がった数”を覚えておく必要はありません。
つまり、“悩み”を文字にして頭の外へ書き出せば“思考の筆算”ができるわけです。
“悩み”から”課題”へ変換する
“悩み”を文字にして書きだすと、大きく3つのメリットがあると考えています。
- ①内容を客観視できる。
- ②情報を整理できる。
- ③“悩み”を覚えておく必要がなくなる。
①内容を客観視できる。
人間は自分を客観視するのが苦手です。
しかし、書き出した“悩み”を文字情報として見ると…それなりに具体的に客観視できます。
そうすると「わりとこんなもんか。」となる“悩み”も多いはずです。
②情報を整理できる。
よく”悩み”を軽減する方法として、”悩み”を
- 「自分の力ではどうしようもできないもの」
- 「自分の力でなんとかなるもの」
に分類する方法が紹介されます。
その他にも
- 今すぐ対処できる問題
- 今は対処できない問題
に分類するのも有効でしょう。
書き出してみると、それぞれどんな”悩み”に該当するかは一目瞭然です。
そして、「自分の力で今すぐなんとかなるもの」=”課題”をひとつずつ各個撃破します。
そうすけば、かなりの“悩み”を軽減できるはずです。
③”悩み”を覚えておく必要がなくなる。
“悩み”は(好むと好まざるとにかかわらず)、自分にとって重要な情報と紐づいている場合もあります。
しかし、そうだとしても必要ないとき頭の中をグルグル動き回られると困ります。
仕事中や寝る前など…ふとした瞬間に思い出す嫌な記憶、フラッシュバック的な”悩み”もどんどん書き出してしましましょう。
実際、一度書き出してしまえば「無理に記憶しておく必要がなくなった」と脳が判断するのか、不思議とふいに思い出しにくくなくなります。
提案:「自分だけのX」を作ろう
僕は、かれこれ15年前くらいからブログを書いています。
しかし、大半のブログの文章は最初から「ブログに書こう」と思って書いたものではありません。
僕は、普段から”悩み”だけでなく頭の中に思い浮かんだ内容を、昔はWord…現在はNotionにひたすら書き起こしています。
自分以外誰にも見せないので、他人の視点を気にせずどんな内容でも書けます。
いわば「自分だけのX(旧Twitter)」です。
そして、その中から後で冷静に振り返って発信に使えそうな内容をピックアップしてブログを書いています。
この記事自体も、その産物です。笑
“悩み”を整理しつつ、アイディアも蓄積される”一石二鳥”ってやつです。
さいごに
シェイクスピアの一節に
Present fears Are less than horrible imaginings.
― 『マクベス』 第1幕第3場 シェイクスピア
(眼前の恐怖も想像力の生みなす恐怖ほど恐ろしくはない)
という言葉があるそうです。
今回の内容に通ずる示唆に富んだ一文だと思います。
少しでもみなさんが“悩み”の少ない人生が送れるお手伝いができたなら幸いです!
では!(๑˃̵ᴗ˂̵)و