ずっと欲しかった「ギター用 便利アプリ」を作った!【コードやスケール名を逆引き】

プログラミング
当サイトの記事には、アフィリエイトリンクを含むものがあります。
アフィリエイトリンクは、ユーザー(あなた)がリンク経由で商品を購入すると、広告主などからサイトの運営者(わたし)に報酬が支払われる仕組みです。ユーザー側(あなた)に金銭的な利益や損失は発生しません。
リンク先の商品はわたしが実際に「良い」と思ったものであり、当サイトの記事の内容は広告主からの影響を受けていません。
何かご不明な点がございましたら、お手数をおかけしますがContactページよりお知らせください。

ギター指板のポジションを選択すると、その音の組み合わせのコードネームやスケールの名前が分かるアプリを作りました!

いわゆる「逆引き検索」ってやつです。

⑪指板からコード/スケール名を逆引き検索 O-TO【音楽理論ウェブアプリ】
指板から選んだ構成音に対応するコード・ネームやスケール名を逆引き検索できるアプリです。ギターだけではなく、ベース、多弦楽器、レフティー表示も可能です。

実はこのアプリ…以前から「あったら便利だろうな」と思いつつ、作るのが大変そうだったので放置していました。

しかし、少し前に良さそうな処理方法を思いついて…その勢いで作ってみたら…できました!

使い方と機能

では、使い方と機能を紹介します。

選択した音のポジションが分かる!

指板を模した表をクリックもしくはタップすると、そのポジションが着色されます。

また、その音と同じ種類(ピッチクラス)の音のポジションは、薄いグレーになります。

これだけでも結構便利で、同じ音が指板のどこにあるかサクッと確認できますね。

コードネームが分かる!

そして、ポジションを選択していくとその音の組み合わせに対応するコードを判定してくれます。

コードネームだけでなく、コードの説明も同時に表示されます。

ちなみに、指板の色付けはルート音が完全5度が黄色…みたいな感じで移動ド的な視点で切り替わります。

つまり、同じピッチクラスの音が常に同じ色に着色されるのではなく、同じ役割の音が同じ色に着色されるアルゴリズムになってます。

ちなみに、転回形もちゃんと判定されます。

この転回形を正しく判定するアルゴリズムを思いついたのが今回「作ってみよう」と思ったきっかけだったりします。

スケール名が分かる!

Cメジャーコードの構成音を含むCから始まるスケール一覧

さらに、選択した音を含むスケールも表示されます。

今のところ、約70種類のスケールを登録してあるので、その中から構成音にマッチするスケールを絞り込みます。

また、「構成音を含むすべてのスケールを表示する」ボタンを押すと、約800以上(約70×12)のパターからスケールを検索して表示してくれます。

Cメジャーコードの構成音を含むスケール一覧

逆に考えると、このスケールたちにとって現在選択されているコードがピボットコード(共通する和音)とも言えますね。

その他の機能

移調機能

-1」と「+1」ボタンをタップすると、現在選択しているポジションを移調できます。

ただ、デフォルトの状態では、移調ボタンを開放弦(0)だけは移調されません。

この指板の状態で「+1」を押すと…
こうなります。

なぜなら、解放弦をキープしつつ同じコードフォームをずらす発想でコードを弾いてみたくなる…でも弾いたコードネームはパッと分からない…。

そんなシチュエーションが多いかなと思ったので、この仕様にしました。

解放弦のロックを解除

もちろん、解放弦まで含めて移調させるか仕様はON/OFF可能です。

「解放弦のロックを解除する」を押すと、解放弦も「-1」と「+1」ボタンで移調されます。

その他:音名やチューニングの切り替え

その他には

  • 音名の切り替え
  • チューニングの切り替え
  • フレット数の切り替え(1~30)
  • 様々なチューニングに対応(ベースなどのチューニングも登録済み)
  • 右利きと左利き指板の切り替え

なども可能です。

イタリア式音名の左利き指板

さいごに

便利~!

僕は、ギター始めた頃よく「このコード何だろうな?」とか「今弾いたフレーズは何ていうスケールなんだろう?」とか悩んでいたんですね。

まさに、今回作ったようなツールが「欲しい!」と思っていました。

そんなかつての自分の悩みを解決するアプリを作れたので、結構満足感があります。

皆さんもよかったら使ってみてください!(๑˃̵ᴗ˂̵)و

↓↓↓↓↓↓↓↓

⑪指板からコード/スケール名を逆引き検索 O-TO【音楽理論ウェブアプリ】
指板から選んだ構成音に対応するコード・ネームやスケール名を逆引き検索できるアプリです。ギターだけではなく、ベース、多弦楽器、レフティー表示も可能です。

ちなみに、このアプリの逆バージョンの「スケールやコードネームを指定するとポジションを可視化してくれるアプリ」もあるので、こちらも是非。

↓↓↓↓↓↓↓↓

弦楽器の指板を可視化する O-TO【音楽理論ウェブアプリ】
コードやスケールの「指板上のポジション」を可視化するアプリです。ギターだけではなく、ベース、多弦楽器、レフティー表示も可能です。

余談:90対90の法則

今回これを作るのに大体3日くらいかかったんですけど…

最初の1日でメインの逆引き検索の機能は完成したんですね。

「やったー!もうほぼ完成じゃん!」と思いきや…

構成音を着色する機能をうまいこと実装するのに次の1日を費やしてしまい、「これがあの『90対90の法則』か…」と感じました。笑

90対90の法則 - Wikipedia
タイトルとURLをコピーしました