この記事は、僕が音楽についてふと考えたことを書いた記事です。
音楽の三要素は「リズム・メロディ・ハーモニー」と言われていて
・歌や主旋律を指して「メロディー」
・伴奏やハモリによって生まれる音の重なりを「ハーモニー」
・主にパーカッションやドラムの音のリズムパターンを指して「リズム」
のような意味を指す場合が多いけど、もう少し踏み込んで考えてみると、この三つの要素は完全にに分離したものじゃないからリズム・メロディー・ハーモニーは「音楽を捉えるための三視点」であるとも言えそう。
むしろ、そう考えるとある意味スッキリするような。
メロディー
純粋な理論上の正弦波以外の音には、「倍音」が同時に鳴っているので、「メロディー」は「ハーモニー」を内包していると言えるし、「メロディー」は「リズム」と音程が合わさったものなので、「リズム」も「メロディ」に内包されていると言える。
捉え方次第では「音楽とはメロディだと思われている音」とも言えそう。
ハーモニー
音楽は時間芸術。
スペクトラムアナライザーで瞬間の時間を切り取られた音楽は
「メロディー」として鳴る音と倍音、その「メロディー」の倍音の強調手段である「ハーモニー」
「メロディー」にエネルギーを付加する「非整数次倍音(リズムに多く含まれる)」に見える。
ある意味時間的に微分された音楽は全て「ハーモニー」であると言えそう。
リズム
逆に瞬間的な「ハーモニー」を積分して出てきたものを「リズム」とすることもできそう。
時間の流れが無ければ「リズム」はわからない。
反対に時間の流れで、音楽を見ると「リズム」の要素が大きくなる。
人間の分解能で捉えられるリズムを「リズム」、捉えられない高速のリズムを「音高」として捉えているのだろうか。
「コード」や「音程」の変化も、とても短いオーダーで考えると「リズム」とも言えそう。
「音」は媒質が振動する「リズム」のレイヤーなのだろうか。
全ては波動の性質を持つとも聞いたことがある。
時間を意識した時点で、そこに「リズム」はあって、あとは時間という「リズム」の原石の中から、どのような情報を切り出すか。
音楽は人間のもの
まだ自分の知識と分析が追い付いてない部分も多い考え方だけど、音楽には「数学や物理で捉えた場合は同じものだけど、人間のスペックや分解能に合わせるために別の概念や表現になっているもの」が結構あって、それが音楽の定義を曖昧にしているような気がしたりしなかったり。
何か音を意識した時点でそこに「音楽」はある。
あとは「音」という音楽の棚からどういう音を選択して組み合わせるか。
そんなイメージ。
【追記】
…みたいなことを考えた延長線上で、こういうアイデアを思いつきました。笑