【持論】「なぜ”日本人”のリズム感は、”西洋人”や”黒人”に比べて劣っているのか?」について

思考整理

みなさんこんにちは!クフルダモ・ノーツキムラ ヨシト(k1mu)です!

 

今回は、しばしば話題にのぼる「“日本人”のリズム感は、”西洋人黒人”に比べて劣っている」的な話題について、僕の考えをシェアしたいと思います。

本当か?

まず、本当に“日本人”のリズム感は、“西洋人黒人”に対して劣っているのでしょうか?

僕は懐疑的です。

というのも、大抵この手の話には納得できる根拠が無いと思うからです。

(少なくとも僕が見聞きしてきたものは、そう感じるものばかりでした。)

 

では、何故そもそも「“日本人”のリズム感が“西洋人黒人”に比べて劣っている」という話題が出るのでしょうか。

少なくとも、考えられる可能性が2つあると思います。

①比較対象がおかしい

1つ目は、比べる対象が不適切な可能性です。

リズム感が良い」と言われる“西洋人黒人”は、ほぼ全て“国外(日本)”で認知されているミュージシャンです。

インターネットが発達して敷居が下がったとはいえ、現在でも生半可な実力では国外で認知などされません。

 

したがって、「なぜ”日本人”のリズム感は、“西洋人黒人”に比べて劣っているのか?」と言いつつ…

実際には、“一般的な日本人”“西洋人黒人”優秀なミュージシャンを比べている気がします。

その場合、後者のリズム感が優れていてるのは当たり前ですよね。

②気のせい

2つ目は、気のせいである可能性です。

 

リズム感に限らず、音楽で何かを比較する場合に

コレと、コレ。全然違いますよね?

みたいに(違い分からない人は耳が悪いかの如く)説明される場合があります。

 

しかし、本当に「全然違う」と言えるに足るものなのかよく吟味する必要があると思います。

なぜなら、

  • 音量が大きくなれば、それだけで良い音に聴こえる。
  • 値段が高い楽器や機材から出る音は、良い音に聴こえる。
  • 有名なミュージシャンが使用している楽器は、良い音に聴こえる。

などなど…人間は数多くの音に対するバイアス(偏った認知をする傾向)を持っているからです。

また、話し手が何らかの付加価値のために大袈裟に話をしている可能性もあります。

したがって、数値データ等を用いて論理的に説明できない”違い”は、”気のせい“の可能性があと考えるくらいで丁度良いと思います。

また、”定義が曖昧な専門用語“が用いられている場合も注意が必要です。

たとえば…

・グルーヴ
・縦ノリ/横ノリ/前ノリ/後ろノリ
・ユレ/モタり/ハシり
・タイム感

この辺りの単語は定義が曖昧で、個人によって感じ方も違ってきます。

こういった言葉で説明されるリズムの話題は、話半分に聞いておくのが適切でしょう。

「どちらかが優れているわけではない論」について

ところで、「なぜ”日本人”のリズム感は、“西洋人黒人”に比べて劣っているのか?」的な話題への通説的な反論として

どちらかのリズム感が優れているわけではない論」があります。

  • “日本人”は日本の伝統音楽的な文脈のリズムが得意で、”西洋人”や”黒人”は西洋音楽の文脈のリズムが得意。
  • 現在のポップスは、西洋音楽の文脈のリズムだから”日本人”が劣って感じるだけ。

みたいな考え方です。

そして、よくその論拠として挙げられるのが

  • “日本人”表拍でリズムを取るのに対し、“西洋人黒人”裏拍でリズムを取る。
  • “日本人”裏拍を感じる力が弱い。

みたいな内容です。

しかし、僕はこの内容にも疑問を感じます。

なぜなら、ある程度のトレーニングを積めば表拍でも裏拍でも(それ以外のタイミングでも)リズムを取るのは難しくありません。

特定のケースを大げさに解釈している感が否めないためです。

持論:少なくとも、現代ではそんなはことない

僕の「なぜ”日本人”のリズム感は、“西洋人黒人”に比べて劣っているのか?」に対する考えは「少なくとも現代では、そんなことはない」です。

たしかに、一昔前では「日本の音楽表拍西洋の音楽裏拍で多くリズムを取る」など民族による音楽スキル傾向の違いはあったかもしれません。

しかし、2010年台後半から音楽ストリーミングサービスの台頭によって世界中の音楽を気軽に聴けるようになりました。

また、インターネット上には音楽を学べるコンテンツが多数存在します。

そんな現代では、「民族と音楽スキルの因果を語るのは、より慎重になるべきではないか」と感じます。

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