主に初心者の方向けに、DTMを10数年やってきた経験からオススメのプラグインをまとめました!
※自身の忘備録も兼ねているので、ちょくちょく更新する予定です。
では、早速いってみよう!(๑˃̵ᴗ˂̵)و
はじめに
DAWの最上位版を使おう
最近の最上位版DAWには(方向性の違いはあっても)既に音楽制作の大半に対応できる機能とプラグインが標準搭載されている印象です。
DAW付属のプラグインは、普通に使えます。
特にエフェクト系のプラグインは、買い足さなくてもほぼ何とかなります。
まだ最上位版DAWを所持していないなら、サードパーティ製のプラグインを検討する前に最上位版へのアップグレードを強くオススメします。
学生さんならアカデミック版の購入がオススメです。
ちなみに、僕はCubase12 Proを使っています。
サードパーティ製のプラグインを導入する意味
サードパーティ製のプラグインを導入する意味は何でしょうか。
「所有欲が満たされる」みたいな部分を除けば、DAWに標準搭載されているプラグインに比べて
- 音が良い
- 操作性が良い
- DAWに標準搭載されていない機能・音を使える
あたりが主な理由になる筈です。
そして、昔ならいざ知らず…現在は標準搭載のプラグインのクオリティも悪くない…むしろ標準搭載の方が良い場合すらあります。
たとえば、僕は界隈でも評価の高いUAD-2プラグインを複数所有しています。



UAD-2プラグインは通常のプラグインと違い、専用機材が無いと使えないので導入コストはかなり高いです。
しかし、色々なエンジニアが絶賛していたので、(少なくとも購入当時)最高級と謳われるのプラグインがどんなものか確かめるために導入してみました。
結果、僕の感想としては…「音が良い」とは思いますし、折角買ったので今も最大限使っていますけど、「良い音楽は、UAD-2プラグインが必須だ」とは到底思えません。※
※個人の意見です。
また、プラグインではありませんけど、音楽プロデューサーの中田ヤスタカさんも
昔はケーブル色々変えたりして、音質を追求した事もあったけど、ケーブル変えるより自分を変えなきゃダメだなと思った。
中田ヤスタカ(ソースは不明)
と言っていたらしいです。
こういった意見を頭の片隅にでも入れておくと、音楽制作に関わる無駄な出費を防げる気がします。笑
オススメのエフェクト系プラグイン
EQ(イコライザー)
世の中には多くの種類のイコライザーがあり、それぞれ微妙に質感やキャラクターが違います。
しかし、どんな高級イコライザーを使ったとしても、処理の方向性が間違っていたら本末転倒です。
したがって、まずはイコライザーの使い方を学ぶのが有意義だと思います。そして、イコライザーの使い方を上達させるには、視認性と操作性と機能が充実したEQを選んだ方が良いはずです。
Fabfilter Pro-Q3
その点、Fabfilter Pro-Q3は
- アナライザーが見やすい
- 使いやすい
- 多機能(マスキング検知機能、ピーク検知機能など)
個人的に、現状サードパーティ製のイコライザーをひとつ選ぶならFabfilter Pro-Q3一択です。
…おおよそイコライザーに求められる機能の大半が網羅されています。
たしかに、そこそこの値段(2万円前後。セール時でも1万円ほど)はします。
しかし、Fabfilter Pro-Q3は初心者の人にこそオススメしたい超便利なEQプラグインです。
コンプレッサー
コンプレッサーも僕の考え方は基本的にイコライザーと同じで、まずは視認性と操作性と機能が充実したコンプを選ぶべきだと思います。
FabFilter Pro-C2



いや…FabFilterの回し者とかでは無いんですけど。笑
FabFilterの製品は、とにかく視認性が良いんです。
特に、初心者のうちはコンプレッサーの挙動を理解するのに苦労すると思います。その点、FabFilter Pro-C2はコンプのかかり具合がイメージしやすいはずです。
SMART:COMP



こちらのSMART:COMPは、僕は持っていないんですけど…
FabFilter Pro-C2より価格が安いだけでなく、視認性も良く、サウンド面の評価も高いので紹介しておきます。
(セールも比較的よくやっている印象です。)
リバーブ・ディレイ(空間系エフェクト)
「リバーブやディレイって、通常はFXチャンネルにインサートしてセンドリターンで管理しますよね。」
…もし、あなたが↑上の文章の意味をよく理解できなかったら、空間系エフェクトはDAW付属のもので充分だと思います。
まずは、基本的な空間系エフェクトの扱い方を覚えた方が曲のクオリティは上がります。
アナライザー
音楽は、最終的に耳での確認は必要だと思います。
しかし、人間の耳はその時の体調や気分、直前に聴いた音などに大きく左右されます。
アナライザーはDTMに必須と言えるでしょう。
Voxengo SPAN free
なぜ無料なのかよく分からないプラグイン。
それがVoxengo SPAN freeです。
ひたすらに視認性が良く、未だに僕はこれをメインのアナライザーとして使っています。
マキシマイザー・マスタリングツール
iZotope Ozone9



色々なマスタリングツールの中で、Ozoneを持っておけば”失敗”はしないんじゃないかと思います。
そこそこのお値段はしますけど、iZotope社はしばしば半額以上のぶっ壊れセールを開催したりするので、そこが狙い目です。笑
その他
RC-20 Retro Color



手軽にローファイな質感を付与できるプラグイン。
ローファイ・ヒップホップ的なものを作るのに限らず、ローファイな質感を簡単に付与できるのは便利です。
オススメのプラグイン音源
プラグインシンセ
UVI Falcon2



UVI Falcon2は、多機能で拡張音源も豊富な万能シンセです。
あえて言うなら「UVIっぽさ」に対して好みが分かれる部分はあると思います。(僕は嫌いじゃないです。)
ただ、”音色のキャラクターのクセ”みたいなものは、どのメーカーにもある気がするので…まず僕は扱いやすく多機能なUVIを推します。
reFX NEXUS4
NEXUS4の魅力は、何と言っても即戦力の音色たちです。
プリセットを選ぶだけで、使えそうな音色をサクサク呼び出せるのは非常に便利です。
拡張音源も充実しており、定期的に無償の拡張音源をもらえるのもアツいです。
一昔前は認証周りが面倒だった印象がありますけど、最近はスムーズにオーソライズできるようになったのでサードパーティ製シンセ音源のファーストチョイスとして悪くないはずです。
ただ、ガッツリ音作りをしていきたい方は別のシンセを選んだ方がいいかもしれません。
さいごに
いかがだったでしょうか!
みなさんのDTMプラグイン検討の参考になれば幸いです!(๑˃̵ᴗ˂̵)و
ちなみに、買ってみたけど微妙だったプラグインを紹介している記事もあるので、よければぜひ…!
他にもDTM初心者の方向けの記事を書いています!