今回は、作曲のやり方について解説します。
実際に、僕が「作曲がやりたい」けど「どうしたらいいか分からない!」状態だった時に
「こんな内容が知りたかった!」と思える内容を目指して書きました。
では、いってみよう!(๑˃̵ᴗ˂̵)و
作曲の流れ
まずは、作曲の流れを確認しましょう。
① 作曲(メロディ作り)
メロディを作る工程。
鼻歌を歌う、楽譜に書く、楽器を弾きながら作るなど…色々な方法があります。
② 作詞
作ったメロディに歌詞をつける工程。
メロディより先に歌詞を考える場合(詞先)もあります。
③ 編曲
メロディに付ける和音やリズムパターン、どんな音色を使うか決める工程。
いわゆるアレンジ作業。
①~③の工程は同時進行的に行う場合や、
逆に和音やリズムパターンや特定の音色から曲を考える場合もあります。
④レコーディング
楽器の音や歌を録音する工程。
録音される音は、使うマイクやケーブルの種類、マイクを置く位置などにも左右されます。
電子楽器の場合、マイクを介さず直接PCへ録音する場合(ライン録音)もあります。
⑤ミキシング
録音した歌や音をミックス(混ぜ合わせる)工程。
実は、多くの場合はただ録音した音を重ねるだけでは綺麗な音楽には聞こえません。
そこで、音量やパンポット(聞こえてくる方向)などの調節し
低い音から高い音まで綺麗に聴けるようにする工程がミキシングです。
そして、ミキシングを経て完成した音源を2mixと言います。
⑥マスタリング
2mixの最終的な音質を調節する工程。
公開・配信する媒体に合わせた処理をします。
⑦公開・配信
完成した音楽を、公開・配信します。
せっかくなら多くの人に聴いてもらえると嬉しいですよね。
現在だとYouTubeやストリーミングサービスに配信するのが一般的だと思います。
そのためには、ジャケットやミュージックビデオを制作する場合もあるでしょう。
スキルを分解して考えるべし!
記事タイトルの「○○○を○○して考えるべし!」の答えです。
作曲に限らず、何らかの”スキル“を修得したい場合は
まず、その”スキル“を構成している要素を細かく分解して
具体的に必要な知識・技術の把握が重要です。
上記の”作曲の流れ“を確認してみても分かるように
「作曲」に求められるスキル(知識・技術)は多岐に渡りますよね。
なかなかその全てを修得するのは難しいですし、人それぞれやりたい音楽に対して得るべきスキルの優先度も変わると思います。
たとえば、インスト曲を作りたい人は「作詞」については優先順位を低くしてもいいですよね。
この点をよく吟味した上で、自分に必要なスキルに優先して学習時間を投下していきましょう。
…ただ、最初はそもそも「作曲能力を構成しているスキル」が具体的に何か分からない場合も多いはずです。
そこで、僕が作曲に必要なスキルとして思いつくものをマインドマップで整理してみました。
スキルを構成している要素を把握する。
これを見れば、大まかに作曲に必要な主なスキルの位置関係が把握できるはずです。
「自分に何が足りていないか・何を重点的に学ぶべきか」を把握する参考にしてください。
知識・技術の獲得への3ステップ
作曲に限らず、能力を獲得する時は以下の3ステップを繰り返すのがオススメです。
①専門用語(楽譜の読み方や、機材の名前や操作方法)を理解する。
②専門分野の情報(実際の曲や、楽譜や、音楽理論書)を学べる状態になる。
③学んだ知識を自分の行動(作曲や演奏など)に応用できるようになる。
上のマインドマップを見ながら、自分に必要で足ない部分についてこの3ステップを繰り返して上達を図りましょう。
もちろん、上のマインドマップを参考にして自分なりに知識を整理するのもオススメです。
詳しくは↓
具体的な学習の方法
さて、自分が欲しい知識・技術がなんとなく分かったら、早速学びを開始しましょう。
このサイトには色々役立ちそうな記事があるので、簡単な解説とともに紹介していきます。
DAWについて
最初にそもそも作曲ができる環境を整える必要があるのではないでしょうか。
紙と鉛筆でも作曲はできます。
しかし、やはり現在はコンピューターを使うDTM環境がスタンダードでしょう。
音楽理論について
「作曲に音楽理論が必要・不必要議論」は、しばしば目にするものです。
絶対的な答えはないかもしれません。
しかし、この記事は考え方の補助線になる内容かもしれません。
音楽理論を学びたい方に向けた音楽理論の修得ロードマップです。
作曲のコツをまとめた記事。
特に作曲を試みて壁にぶつかった時に読むと良いかもしれません。
音楽制作に「あったら良いな」と思う機能をまとめたウェブアプリを作りました。
きっと役立つはずです。
楽器演奏について
楽器演奏ができた方が、明らかに作曲をする際に有利です。
ただ、楽器演奏は一朝一夕で習得できないのも事実です。
そんな楽器演奏が少しでも上達できるためのヒントをまとめました。
音響について
どんな音楽との関わり方をするにせよ「倍音」については学んでいた方が良いです。
しばしば話題になる「音の良さ」と「良い音の基準」について書いた記事です。
ミックスで迷子になりがちなイコライザーの使い方をまとめました。
最後にイコライザーの使い方フローチャート付きです。
まとめ
作曲は特別なスキルではありません。
きちんと自分のやりたい音楽とそれに必要なスキルを整理して積み上げれば、きっとできるようになるはずです。
頑張ってください!(๑˃̵ᴗ˂̵)و
では!